2012年2月29日水曜日

一括画像変換

GIMPのDBP (David's Batch Processor)プラグインで複数の画像を一括で加工することができます。回転、ぼかし、色調、サイズ変更(拡大縮小)、切り抜きを一気に行えるのでとても便利です。変換後の出力ファイルの名前付けルールやファイル形式も指定できるようになってます。

まずはGIMPをこちらからダウンロードしてインストールしましょう。(本記事では2.6を使用)

そしてDBP (David's Batch Processor)プラグインを作者様のページからダウンロードします。執筆時点でダウンロードできるファイルはdbp-1.1.8.zipです。

ダウンロードしたファイルを解凍してdbp.exeをGIMPのplug-insフォルダにコピーします。plug-insフォルダは、GIMPを起動して、編集 >> 環境設定 >> フォルダ >> プラグインで確認できます。わたしの環境だと下図のようになっていました。

ここまででインストールが完了です。

一端、GIMPのすべてのウィンドウを閉じてGIMPを起動しなおします。すると「フィルタ」メニューに「Batch Process」が追加されていることが確認できると思います。

「Batch Process」をクリックすると次の画面が表示されます。


Inputタブで変換対象となるファイルを追加します。

Turn~Sharpenタブで変換方法の詳細を設定します。これらの設定はデフォルト無効で、Enabledチェックボックスをチェックすることで有効となります。

各タブの設定方法は以下のとおりです。

Turn(回転) タブ
Clockwise(時計回りに90度回転)、Upside-down(時計回りに180度回転)、Anti-Clockwise(反時計回りに90度回転)のいずれかを選択する。

Blur(ぼかし)タブ
数字が大きいほど、ぼかしの効果が増大する。

Colour(色調)
Bright(明るさ)、Contrast(コントラスト)、Struration(彩度)を調節する。Auto Levelsで自動調整、Convert to Greyで白黒変換が可能です。

Resize(拡大縮小)
Relativeを選択した場合、拡大率でサイズを指定する。
Absoluteを選択した場合、ピクセル単位でサイズを指定できる。

Crop(切り抜き)
切り抜きの範囲をピクセル単位で指定する。

Sharpen(シャープ)
この機能はよくわかりません。

Renameタブで保存先のフォルダやファイル名の命名規則を設定します。Select Dir で専用の出力先のフォルダを指定し、その他の項目はデフォルトとするのが良いでしょう。

Outputタブでファイル形式を設定してStartボタンをクリックすると変換が開始されます。

2012年2月25日土曜日

Web PI 3.0が酷い件

Visual Web Developerをインストールしようと思いWeb PI 3.0をダウンロードして実行してみると、なんとVisual Web Developerがない・・・


 またバグかと思いながらネットを検索してみると、どうやら画面上部の「おすすめ」「プロダクト」「アプリケーション」を選択できるらしいので「プロダクト」をクリックしてみる。


はい、出てきました。

しかし、これ、普通わからないでしょ。

そもそもおすすめとか意味がわからんし・・・



ムービーメーカーにプロファイルを追加する

お手持ちのWindowsで再生可能な動画であれば、なんでも加工、編集し、WMV形式で出力可能なムービーメーカーですが、通常だと出力動画の細かい設定を行うことができず、これが意外と困りものです。対策としてちょっと面倒ですがWindows Media Encoder 9で動画プロファイルを作成して、ムービーメーカーにインポートするという方法があるのでご紹介します。

 まず、次のリンクからWindows Media Encoder 9をダウンロードしてインストールします。
 Windows Media Encoder 9 Series x64 Edition (64bit版)
 Windows Media エンコーダ 9 シリーズ (32bit版)

システム要件には記載されていませんが、Windows Vist/Windows 7でも動作すると思います。64bit版がWindows 7で動作することは確認済みです。

インストールが完了したら、スタート >> すべてのプログラム >> Windows Media >> ユーティリティからWindows Media プロファイル エディタを起動します。


①にわかり易い名前を入力します。
②でオーディオのモードとコーデックを選択します。
③でビデオののモードとコーデックを選択します。
④の追加ボタンをクリックします。

選択したモードとコーデックによって、追加ボタンをクリックした後の操作が異なります。

上手の設定の場合、品質ベースタブが追加され自動的に移動します。


オーディオ形式の選択は、通常はデフォルトで問題ないです。

ビデオサイズは、説明不要かと思います。

フレームレートは1秒あたりのコマ数で、30が一般的です。

キーフレームの間隔は、通常デフォルトで問題ないです。デジタル動画というのは、一定間隔でキーフレームと呼ばれる完全なフレーム(コマ)が入っていて、中間のフレームはこのキーフレームを元に生成される仕組みになっています。一般的にキーフレームを長くすると映像劣化し中間フレームへの移動(早送り、巻き戻しなど)がぎこちなくなります。

ビデオ品質は、大きいほど画質が良くなり出力サイズも大きくなります。100が完全な映像(元の映像と同等)で、98~95くらいでも気にならない程度の劣化だと思います。

設定が終わったら「保存して終了」ボタンをクリックしてプロファイルをファイルに保存します。

保存したファイルを次のフォルダにコピーして完了です。
 Windows 7
  C:\Program Files (x86)\Windows Live\Photo Gallery\Video Profiles
 Windows XP/Vist
  C:\Program Files\Movie Maker\Shared\Profiles
 
 
 
  ※フォルダがなければ作成します。

ムービーメーカーを起動してプロファイルが追加されていることを確認してみましょう。




2012年2月23日木曜日

動画の前後をカットする

撮影やキャプチャーした動画の撮りはじめと撮り終りの部分には、たいてい余計な映像が入っているもので、これをなんとか切り取りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回はこ動画の前後をカットする方法をご紹介したいと思います。動画編集というとなんだか小難しく聞こえ、専用ソフトが必要ではないのかと考えがちですが、Windowsに標準で搭載されているムービーメーカーを使うことで簡単な動画編集なら事足ります。

以下の手順は、特に指定がない限りWindows 7での操作方法となります。

「スタート」、「すべてのプログラム」の順でクリックします。

一覧から「Windows Live ムービーメーカー」を見つけクリックします。(Windows XPの場合、アクセサリ->Windows ムービーメーカー)

ムービーメーカーが起動したら、「ビデオおよび写真の追加」をクリックして編集したい動画を選択します。

左側に動画のプレビューが、右側にタイムラインが表示されます。
「プロジェクト」をクリックして縦横比を選択します。縦横比が元の動画と異なる場合、自動的に黒い余白が入ります。


スライダーとコマ送りボタンで新しく作成される動画の開始点に移動した後、「編集」、「開始位置の設定」の順でクリックします。(右側のタイムラインでも調整できます)

同様に終了点へ移動し、「停止位置の設定」をクリックします。

「ホーム」、「ムービーの保存」、「このプロジェクトの推奨解像度(R)」の順にクリックします。


保存画面で保存先とファイル名を指定して「保存」ボタンをクリックすると、トリミングされた動画の書き出しが開始されます。

以上で完了となります。他にもさまざまな機能があり、操作も直感的でわかり易いのでいろいろ試してみると良いでしょう。